ニキビはつぶしてはいけないとよく聞きますが、白ニキビと黒ニキビはそんなことはありません。むしろ、面疱やコメドを取り除いてあげた方がいい場合もあります。
問題は、どうつぶすかです。肌への負担が少なくすむようにつぶしてあげれば問題ありません。そこで、白ニキビや黒ニキビを素早く跡を残さずつぶすコツをまとめました。
白ニキビをつぶす際の心得
つぶすタイミングを見計らう
まず重要なのが、つぶすタイミングを見計らうことです。
白ニキビや黒ニキビは徐々に成長して大きくなっていきますが、まだつぶすには早過ぎる段階で無理に絞り出そうとすると、うまくいかず皮膚を痛めてしまいます。
気になるかもしれませんが、押し出せる十分な大きさになってからつぶしましょう。
素早く一瞬で押し出す
つぶす際にはスピードも重要です。
皮膚に負担が掛かる時間が長ければ長いほどダメージも大きくなりますし、炎症やニキビ跡の原因にもなります。つぶす際は短時間で一気に押し出しましょう。
深追いしない
うまく潰れない場合には諦めも肝心です。
深追いしすぎて爪の跡が残ってしまったり、ひどい場合にはかさぶたになってしまうこともあります。すぐにつぶれない場合には、一度諦めて再度機会を伺いましょう。
巨大化した白ニキビをつぶすには?
押すポイントを見極める
巨大化した白ニキビは、皮膚の奥深くまで角栓が成長しています。いつもの調子で押し出そうとすると、入口を押しているだけの状態になり、逆効果にもなります。手触りなどで大きさを見極め、どの位の幅で押し出すのが最適かを見極めることが重要です。
ピンセットや毛抜で補助
巨大化した面疱は、押し出すだけでは取り出せないこともよくあります。無理に押し出そうとすると、肌を傷つけて跡が残ってしまいます。このような場合、面疱圧子やコメドプッシャーできっかけを作り、あとはピンセットや毛抜で引き抜くといいでしょう。
毛穴が塞がって皮膚が盛り上がっている場合
最も面倒なのが、毛穴が塞がってしまった白ニキビです。このような場合、いくら押し出そうとしてもうまくいかず、深追いして皮膚を痛めてしまうこともよくあります。また、それを繰り返すうちに毛穴の内部を広げてしまい、更に大きくなってしまいます。
このような場合、以下の手順で試してみてください。
お風呂上がりに試す
まず、お風呂上がりの皮膚が柔らかくなっている状態で試してみてください。
フタをしている皮膚が取れて芯が出てくる可能性がアップします。
パック後に試す
それでもダメな場合、白ニキビ専用パックを試してみることをおすすめします。
おすすめは「チュルン」。卵の薄皮を剥くようにパック後は皮が剥がれますので、これで毛穴を塞いでいたフタがなくなり、ツルッと芯がでてくることがあります。
針で差す
これでもダメな場合はかなり重症です。
上記の方法を何度か試してダメだった場合で、なおかつ中に溜まっている芯が十分な大きさがあるようなら、最後の手段で針を使いましょう。
使う針は、針先から急激に太くなっているものがおすすめです。
裁縫用の針より、安全ピンを伸ばしたものを使う方が適しています。
針先が芯の方に向かうよう角度に気をつけ、思い切って深く差すのがポイントです。
中途半端では結局出口を作ることが出来ず、傷だけ付けて失敗することがあります。
こちらはくれぐれも衛生面に気をつけ、自己責任で行ってください。
つぶした跡のケアが重要
ニキビがつぶれると、つかえていたものが取れたようで気持ちいいものですが、ここで終わってしまってはいけません。ニキビの芯が出た跡の毛穴は広がってしまっていますし、毛穴も傷ついています。このまま放置するとまたすぐに角質が溜まってしまいますし、炎症を起こす原因にもなります。
まずは冷やす
冷やすことにより、広がっている毛穴を引き締めることにもなりますし、炎症の予防にもなります。清潔な濡れタオルや氷水などですぐに冷やしてあげましょう。
化粧水を塗る
化粧水で保湿することで、広がってしまった毛穴が元の状態に戻ろうとします。冷やした後は化粧水で必ず保湿してあげましょう。
ニキビ跡専用化粧水【ベルブラン】がおすすめです。
まとめ
白ニキビをつぶす際の心得
- つぶすタイミングを見計らう
- 素早く一瞬で押し出す
- 深追いしない
巨大化した白ニキビをつぶすには?
- 押すポイントを見極める
- ピンセットや毛抜で補助
毛穴が塞がって皮膚が盛り上がっている場合
- お風呂上がりに試す
- パック後に試す
- それでもダメなら針で差す
つぶした跡のケアが重要
- まずは冷やす
- 化粧水を塗る