ニキビとは厄介なもので、何が原因なのかが分からす、手当たり次第に市販薬や民間信仰に手を出して、結局治らないというご経験がお有りの方が多いのではないでしょうか。
特に厄介なのが大人ニキビです。思春期と同じケアをしてもどうも良くならない場合が多いのです。
そういった場合に考えられるのが、特に女性の場合、ホルモンバランスの乱れです。女性の体内には美肌ホルモンとも言われるエストロゲンと皮脂の分泌を促すプロゲステロンという女性ホルモンがあります。普段はこの2つがバランスよく作用しているのですが、ストレスなどによってそのバランスが乱されることがあります。つまり、お肌のコンディションを不安定にさせるプロゲステロンが優勢になることが、ニキビやシミなどの肌トラブルの原因となるのです。
また、生理前1週間はストレスなどとは関係なく、プロゲステロンの分泌量が増え、皮脂の分泌が活発になるので、ニキビができやすくなる時期でもあります。
ホルモンバランスが悪い時やストレスがあるときは、脳に血液の多くが巡っているといいます。そのため、髪や爪、肌など女性らしさの象徴でもあるようなところは本来なら生命維持には関係のないところなので、血流が回ってこないのです。
それでは、重要な鍵であるホルモンバランスを整えるのはどうしたらいいのかというと、それはまずストレスの軽減です。現代人は特に様々なストレスに晒されています。まず、自分の生活習慣を見直すことから始めましょう。不規則な生活、乱れた食生活、睡眠不足、過度な飲酒、喫煙などありませんか。もし思い当たるようなことがあったら、今すぐに改善してください。ニキビだけでなく、様々な病気や症状の元凶ともなりかねません。
自分は忙しくてちょっと無理という方、でしたらゆっくりと湯船に浸かる入浴、半身浴、それも難しいなら足浴でもいいので試してみてください。体の末端まで血液が行き渡り、ホルモンバランスが整いやすくなります。