ニキビと便秘は一見無関係に見えますが、実は深い関連性があります。
便秘になってしまうと、便が上手に排出されずに腸内に長時間とどまってしまいます。そうなってしまうと、腸内に溜まってしまった便が腐敗してきてしまい、ガスや毒素などの有害な物質をつくりだしてしまいます。そのようにしてできてしまった腸内の毒素などは、体外に排出されず、血液などによって通って体のあちこちに巡ってしまうのです。
こうして体中にめぐってしまった毒素などは肌の毛穴から出ようとしてしまいます。しかし、これらの毒素が毛穴や肌を傷つけてしまい、ニキビや肌荒れの原因となってしまうのです。この他にも、体にとって必要な栄養成分が、便秘になってしまうと腸が吸収しにくくなります。そのため、肌荒れ以外にも体調の不調や、肌荒れなどのトラブルを引き起こしてしまうのです。
まずは、便秘になりにくいような食生活を続けるのが大切です。
便秘の解消の為には、硬度の高いミネラルウォーターやマグネシウムといったミネラル分を多く含む硬水が効果的です。朝起きた時に、少し温めた白湯を一杯のむことで、腸の動きを朝から活発にさせることができます。冷たい水はおなかを冷やしてしまい下痢の原因にもなってしまうので、できるだけ控えましょう。
食べ物としては、ヨーグルトを意識して摂取をするのが大切です。なぜならば、ヨーグルトは腸内のビフィズス菌を増やし便秘改善に効果的です。また、便を軟らかく出やすくするためにも、食物繊維を多く含んだ食べ物を食べましょう。芋類やキノコ類、こんにゃくや寒天などにも多く含まれています。また、食事をする時にはお水をできるだけ多く取るようにしましょう。
この他にも、便秘解消には適度な運動も大切です。運動不足は腸内の動きも鈍くしてしまうので、うまく便を排出できなくなります。ハードな運動ではなく、適度なリズム運動やウォーキングなどが良いでしょう。体の上下運動は腸にも良い刺激にもなるので、便も出やすくなります。
このように飲み物や食べ物、適度な運動で腸内環境を整えることで、ニキビが出来にくい体を作ることができます。