30代のニキビは20代のものと比べて何が違うかというと、ズバリ「治り具合」です。
まず、赤く腫れたものはなかなか赤みが引きません。膿の排出までにも時間がかかり、そして腫れが引いた後はしみになり、そのしみもなかなか治りません。肌のターンオーバーが確実に遅くなっています。20代のときは、出来てもすぐ治っていくため、そこまで問題視をしませんが、30代になると深刻さが増してきます。シミまで治るには早くて1か月、ひどいものは1年ほどたたないとなくなりません。
そのような厄介な30代のニキビには対策が必須です。まず、予防に徹することが基本です。人にはニキビが出来やすい条件があります。例えば、ナッツを食べると絶対に出来るだとか、辛いものを食べると出来る、睡眠不足やストレスがあると必ずできる、合わない化粧品を使うとできるなどです。原因を作らないことのできる食べ物には対処できます。しかし、出来ないものもあります。そのような場合には、サプリメントを活用するのも良いでしょう。
また、予防の基本である、洗顔とその後のスキンケアを怠らないことです。洗顔は泡洗顔で優しく、そして十分に行うのが基本です。すすぎも十分に行います。この洗顔を丁寧にやることで肌のキメも整います。スキンケアを行うことで水分と油分のバランスがとれます。肌のコンディションをよくしておくこと、そして肌のターンオーバーをしやすい環境にしておくことが大事になります。
しかしどうしても出来てしまうこともあります。その時もケアをしっかり行うことが大事です。出来てしまった時の肌の調子にもよるのですが、赤く腫れてしまったときは、軟膏の薬を塗るのがよいです。炎症が起きているものは、抑えてしまいましょう。腫れが引いたら、化粧品によるケアを行います。その後のケアも予防とまったく一緒ですが、それにローションパックを加えます。消炎作用のあるような化粧水をニキビの出来てしまったところだけポイントで行います。そしてシミ対策も入念に行います。シミに効くサプリメントも飲んでおきましょう。何か月もしつこいシミに悩まされるのは嫌なものです。
30代のニキビ、軽視出来ないものです。それでも治らない場合は、医療機関に行って処方薬や漢方による治療、または美容外科などのレーザー施術などの高度な処置を受けることをおすすめします。