手頃で身近なモノの中でニキビに効くと言われているものに「オロナイン」と「ニベア」があります。
どちらも「効果があった」「効果がなかった」「悪化させてしまった」と賛否が分かれています。
この2つのニキビへの効果は実際どうなのでしょうか?
また、どのように使えば効果があるのでしょうか?
オロナイン
オロナインは、富山薬品から発売されている軟膏です。
昔から家庭の常備薬として親しまれ、どの家庭でもよく見かける軟膏です。
現在はさまざまな種類がありますが、今回はオロナインH軟膏について取り上げてみます。
成分
ラウロマクロゴール 、ポリソルベート80 、硫酸Al/K 、マクロゴール 、グリセリン 、オリブ油 、ステアリルアルコール 、サラシミツロウ 、ワセリン 、自己乳化型ステアリン酸グリセリル 、香料 、精製水
引用:https://www.otsuka.co.jp/product/oronain/oronain_h/index.html
ニベア
こちらも古くから親しまれている花王のニベアクリームです。
以前はハンドクリームとして認知されていましたが、さまざまな症状に効果があり、
また贅沢な成分が注目され、再ブレイクしています。
こちらも最近では姉妹品が数多く登場していますが、今回はニベア青缶について取り上げていきます。
成分
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
引用:http://www.kao.com/jp/nivea/nva_cream_01.html
オロナインを使ったニキビ治療法
オロナイン+絆創膏
方法
洗顔後、気になるニキビにオロナインを塗り、絆創膏を貼って一晩おく
効果
これでニキビが治ったという声もあるものの、どちらかというと少数派。
赤ニキビが翌朝黄ニキビになってしまったという声が多い模様。
消毒効果はあるものの、すでに赤ニキビになってしまっている場合、あまり効果はないか、むしろ悪化させてしまう場合が多い様子。
オロナインパック
方法
洗顔後、白ニキビや黒ニキビが気になる場所にオロナインを塗り、15分~20分放置。
その後お湯で洗い流して完了。
効果
毛穴がスッキリして目立たなくなったという声が多数。
角栓やコメドを溶かして取り除く効果はある程度ある模様。
ただし、オロナインに含まれている油分(オリーブ油など)の効果とも考えられ、
オロナイン特有の効果かどうかは疑問。
オロナイン+毛穴パック
方法
上記のオロナインパックの要領でパックしたあとで毛穴パックを使うというもの
効果
オロナインによって毛穴パックの効果をがアップ。
通常、毛穴パックだけでは角栓が残ってしまう場合もありますが、
オロナインパックの下処理のおかげでほとんど取り残しがありません。
ただし、パックを2回行わなければならず、面倒で時間が掛かるのが難点。
ニベアを使ったニキビ治療法
ガッテン塗り
方法
洗顔後、化粧水などを塗らず、ニベア青缶をたっぷり塗るというシンプルなもの。
効果
赤ニキビの場合、逆に悪化してしまったという声の多い模様。
ただし、肌がしっとりしてもちもちになったと実感した人がほとんど。
ニベアパック
方法
洗顔後にニベアをたっぷり塗布。
蒸しタオルをお顔にのせて約10分~15分蒸して、使用した蒸しタオルで軽くニベアをふき取り、後は化粧水を含ませたコットンでお顔全体を軽くふき取れば完了。
効果
肌がしっとりしたと感じる人がほとんど。保湿効果は確実にある模様。
ただし、ニキビへの効果はあまり確認できず。
毛穴も詰まらなくなったという人と逆に詰まるようになったという人が半々
まとめ
結論としては、オロナインもニベアも、すでに出来てしまっているニキビへの効果はあまり期待できないようです。
どちらもニキビを治すというよりニキビ予防に有効なアイテムだと言えるでしょう。
オロナインは、殺菌効果があるため、白ニキビから赤ニキビに進行するのを防ぐ効果は期待できます。
ニベアは、ホホバオイルなど保湿成分がたっぷり配合されているため、肌の乾燥に伴うニキビの予防には有効です。
ただし、どちらも油分が多いため、脂症・オイリー肌の方には逆効果になる可能性があります。
どちらも手頃で身近な商品ではありますが、ニキビを治す効果は価格相応です。
本格的にニキビを治すならニキビ専用のものが確実と言えるでしょう。