黒くプツッと点になった黒ニキビを潰したくなる方は多いことでしょう。
さて、この黒ニキビ、潰すことによりその後はどうなるのでしょうか。
まず、黒ニキビとは皮脂腺から出る皮脂の分泌が盛んなために詰まった皮脂が表面に押し出され酸化してしまうことによって黒く変色したニキビのことを言います。
皮脂の成分は脂肪酸やコレステロールなのですが、これらが皮膚表面に押し出され、外気に触れると酸化が起こります。特に皮脂の分泌が多いおでこや鼻、顎のあたりに多く見られます。
ニキビの悪化には段階があり、白から黒、黒から赤、赤から黄色になるというデータがあります。
ニキビには、白、黒、赤、黄色の四種類のニキビタイプがあります。
まず、白いニキビとは皮脂が詰まっている状態のニキビ、黒いニキビは詰まった皮脂が表面に出て黒くなった状態です。
赤ニキビは炎症を起こしているニキビの状態であり黄色はさらに膿んでしまった状態のニキビです。
つまり、この順番に沿っていくとどんどん悪化して行きます。さらに、悪化したニキビは最悪色素沈着をしたりクレーターのようになってしまうこともあるのです。
では、この順序のうちまだ炎症を起こしていない黒ニキビを潰すとはどのような自体が起こるでしょうか。
爪やピンセットで皮脂の周りを押して圧迫したり引っ掻いたりすることなどの行為が、ニキビを潰すと呼ばれます。この、圧迫や引っ掻くという行為が皮膚を傷つけることになるのです。多くの場合、そこから炎症が起きます。
また、うまく黒ニキビを潰せたとしても皮脂のなくなった穴に細菌や汚れが入り、また白ニキビや黒ニキビが復活する可能性もあります。
実はニキビに関しては、消毒しながら潰して治療する方法があります。清潔にしたガーゼを使用し、圧迫しながら皮脂を抜き出し、しっかりと消毒をすることで炎症せずに済むケースもあるのです。
ニキビを潰すこととは、跡に残ってしまうかもしれないというリスクがあります。自分自身で行うのは失敗して炎症する可能性が高いので、クレンジングなどでケアする方が無難でしょう。