ニキビというと、やはり顔にできるものというイメージが強いですが、実際には首もとやデコルテ、背中など、体の至るところに現われる可能性のあるものです。
洋服などで隠れる部位に発生したニキビの場合、目立つ顔などに比べて問題視しない人も多いですが、適切にケアを行わなければ化膿したり跡となってしまうこともあるので、決して軽視しないことが大切です。
顔以外にできるニキビとして、悩んでいる人が多いのがお尻ニキビです。
お尻ニキビは、水着を着る際などの美観的問題だけでなく、座るたびに痛みを感じてしまうなど、普段の生活にも支障を及ぼしてしまうものである為、出来てしまった場合には早期の改善を目指すと共に、日頃から予防を心がけることも重要となります。
お尻ニキビができる原因は、基本的には顔のニキビと同様、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まりによって引き起こされる炎症ですが、お尻ニキビの場合はそれ以外にも大きな要因が存在します。
それは、座る際にはどうしてもお尻に圧力や摩擦などの、強い負担がかかってしまうという点です。
これにより角質が厚くなり、毛穴を塞いでしまうというのが、お尻ニキビ特有の原因なのです。
予防としては、やはり皮脂の分泌を整える為の、規則正しい生活やスキンケアが最も重要になります。
脂肪分や甘いものの食べすぎに注意すると共に、十分且つ良質な睡眠を確保して、ストレスの無い生活を送ることが第一に挙げられるポイントです。
睡眠を十分に確保することは、肌の代謝を促進し角質層を正常に保つことにも繋がるので、角質が厚くなりやすいお尻のニキビケアにも有効です。
また、雑菌が繁殖しやすい部分でもある為、通気性の良い下着を着用したり、便座に座る際にクリーナーで除菌を行うことも、お尻ニキビの予防に役立ちます。
日々、規則正しい生活と衛生に気を配り、予防を心がけると共に、万が一できてしまった際には安易な自己処置を避け、医師のもとで適切な治療を行いましょう。