かつては青春の証と言われたニキビですが、間違った知識でニキビに対処してしまったばかりに後でニキビ跡に悩まされることも少なくありません。
一つできてしまっても憂鬱な気分にさせるニキビを一刻も早く治したいばっかりに、自分でニキビを潰してしまうことがニキビ跡を作ってしまう原因になります。
ニキビの中心に膿が溜まったものなど、膿を早く出したい気持ちは理解できますが、そこをぐっと我慢して治癒するのを待たなければ綺麗な肌に戻すことが難しくなってしまいます。
ニキビ跡には三つの種類があり、ニキビが治っても肌に赤みが残ってしまったもの、メラニンが生成され茶色くシミになってしまったもの、そして、クレーター状に肌にデコボコが残ってしまったものがあります。
どれもできてしまうとニキビを完治させる以上に多くの時間がかかってしまいます。
クレーター状のものだと数ヶ月から数年、最悪治すことができないこともあります。
赤みのあるニキビ跡ができてしまう原因はニキビによってできた炎症が残り、うっ血してしまったことで赤みが残ってしまいます。
だんだんと目立たなくなるのが普通ですが、気になる場合はピーリングなどで肌のターンオーバーを促進すると良いでしょう。
茶色くシミになってしまったものもやはり炎症が原因で色素沈着が起こってしまった結果です。早めに美白効果の高い医薬品やビタミンCなどを用いれば消すことも可能です。
最後にニキビが悪化したり、潰してしまったりした結果、皮膚組織が壊れ肌に凹凸ができてしまうクレーター状のニキビ跡は最も治すのが困難で、最も悩む人が多い状態のものです。
これを改善させるためには、保湿を充分に行い肌を柔らかく保ち、コラーゲンを積極的に摂取し肌の再生を促します。完全になくすことは難しいですが、徐々に目立たなくすることは可能ですので諦めないで続けてみてください。 ですが、最も重要なのはニキビを作らず、できてしまっても触れずに適切な処置をすることです。